舌は衰えてくると、お顔の悩みの種になることを知っていましたか?
(この内容は以前投稿した「脱マスクの準備 顎のライン編」とよく似ているのですが・・)
舌は二重顎や顔のたるみに深く関係があるのです。
舌はよく動く働き者で、ほとんどが筋肉でできています。
具体的には、舌の筋肉は、顎から首にかけて集まる舌骨筋群と呼ばれる複数の筋肉から成り立っています。
大きく口を動かし表情豊かに会話し、笑い、よく噛んで楽しく食事をする。その結果、血流が良くなり、顔の筋肉が弾力を保ちます。
しかし、あまり人と話す機会が少ない、噛む回数が少ない食事を繰り返していると、口周りの筋肉、表情筋、そして舌骨筋群が衰えてしまうことがあります。これにより、リンパや血流の流れが滞り、顔のむくみの原因になることもあるのです。
デスクワークや立ちっぱなしの生活習慣が続くと、足にむくみが起こるのと同じかもしれませんね。
舌の動きが悪くなると、食事中にむせたり(誤嚥)、飲み込みが困難になることがあります。
実際、高齢者に誤嚥性肺炎が多いのは、舌の筋肉が衰え、むせが原因となっていることが一因です。
舌の筋肉が衰えると、舌の筋肉は連動しており、一部分だけが衰えることはなく、全体的に衰えます。そのため、舌が首の方に垂れ下がり、飲み込みが遅くなり、顎と首の境界線がたるんできます。
それが、ウサギの首やブルドッグ、セントバーナードなどにみられる喉のたるみ、通称「デューラップ」と呼ばれる現象です。
しかし、このような状態になりたくはありませんよね。
頭部の筋肉、顎関節周りの筋肉、表情を作る筋肉、口周りの筋肉、首から上の広い範囲の筋肉のたるみやコリをほぐし、刺激を与えてリフトアップ効果を得ることができますが、顎のラインに影響を与えるのは舌の筋肉でもあるのです。
舌の筋肉は非常に弾力があります。前回の記事でもお伝えしましたが、舌は口の中で重要な役割を果たす働き者ですからね。
二重顎や顎のたるみが気になる方は、舌の運動を取り入れてみることをおすすめします。
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