2023-10-02

最近、唾液の少ない人が増えています

唐突ですが皆さん唾液(つば)は出ていますか?

 

最近、ホワイトニング、口腔内マッサージ、歯ぐきクリーニング等、口腔内エステを行なっていると、唾液の量が少ないなぁ・・と感じる方がいらっしゃいます。

口腔内(口の中のツボ、舌、筋肉)にふれ、刺激をあたえると、唾液が沢山出てきます。

私が以前歯医者で勤務していた際、治療のアシスタントをしていると、治療中唾液の多い患者さんには手こずることがありましたが、元気な方ほど唾液の分泌が活発で、透明でサラサラな唾液が溢れていることが多かったです。

それでは、唾液は具体的にどこから出ているのでしょうか?

 

耳下腺​​:上の親知らずが生えている頬の内側、耳の手前 

舌下腺:下の前歯の裏の粘膜の中央部(表現が難しいですが、舌の先の裏の位置と考えてください) 

顎下腺:顎の骨のラインから内側の柔らかい部分(こちらも表現が難しいですが、図を参考にしてください) 

これらの場所に唾液腺の開口部があり、唾液が分泌されます。

他にも、頬の粘膜や舌、上顎からもじわじわと唾液が出ています。

年齢が上がると、唾液が少なくなることがあります。そのため、介護施設や老人会の方達には唾液腺のマッサージをおすすめしています。

唾液が少なくなるには薬の副作用、全身の疾患、心理的な要因も挙げられます。

 

唾液には免疫グロブリンA(IgA)が含まれており、唾液が少ないと免疫力が低下します。

それは、口から入ってきたウイルスや細菌に、対抗する戦う兵士が不足してしまうことになります。

また、唾液は食事時に食べ物を飲み込む時の助ける役割があります。

唾液が不足すると喉が詰まりやすく、食事中に飲み物が必要と感じることがありませんか?

さらに、唾液不足は歯や舌、口内の汚れが残る原因となり、口臭の原因になります。

 

当店に口臭のことで相談に来られる方の中には、唾液が不足していると感じる方が増えています。

その方達は舌の表面が白っぽくみえたり、粘ついていることが多いです。

水分を摂取しているけれど、量は少なかったり、よく緊張していることがあると言われます。

 

唾液が不足すると感じる方へのアドバイスとして、以下のポイントがあります。

  1. よく噛んで食べる(加工食品ではなく自然な食材を選ぶ)
  2. 水分をこまめに摂る(体内の水分が不足すると唾液も減少します)
  3. 口呼吸ではなく鼻呼吸を心掛ける
  4. 唾液腺のマッサージ(TeethAi高岡の施術に含まれています)
  5. 入浴はシャワーだけでなく、お風呂に入ってリラックスタイムを作る

 

人間は緊張したりイライラしたりすると、粘ついた唾液が増えることがあります。

週に一度、スマホやPC、TVから離れて自分自身と向き合い、リラックスする時間を持つこともおすすめです。

唾液腺マッサージも試してみてください。

唾液の不足を感じる方にとって、助けになればうれしいです。

 

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