コロナ禍で、手洗いやうがいが習慣になった方も多いのではないでしょうか?
健康意識が高まり、口腔ケアに関心を持つ方も増えてきているように感じています。
しかし、毎日ていねいに歯磨きをしているつもりでも、歯周病に悩まされている方は少なくありません。
なぜ、歯磨きだけでは不十分なのでしょうか?
それは、歯周病がみなさんが思っている以上に身近な病気であり、気づかないうちに進行していることが多いからです。
「まさか自分が歯周病なんて・・」と思っていられる方多いのではないでしょうか。
自分が歯周病(歯槽膿漏)とはなかなか認めたくはないですよね・・・ ^^
けれど歯周病とは歯の周りの病気で、歯を持っている人はうっかりしていると誰もがなりうる病気なのです。
以前歯科医院に勤務していたとき、私が感じたことがあります。
風邪をひいたときや、体調がすぐれないときに、歯ぐきの不調や違和感を訴える方が多くいました。その原因の多くは、実は歯周病だったのです。
しかし、本人はそのことを知らずに過ごし、原因は風邪だからとか、自分は歯ぐきが弱いからと、思い込んでいるケースが多いように感じました。
たとえば、
- 歯みがきの際に出血がたまにある。
- お口の中が粘つき、臭いが気になる。
- 歯ぐきが熱っぽく感じたり、たまに重い痛みがある。
これらの症状がある方は、少なからず歯周病が進みかけています。
実際、健やかな口腔環境であれば、体調が悪くてもそういった症状は出ないことがほとんどです。
若い頃には、歯がなくなることなんて考えもしないかもしれませんが、
40代になると虫歯や歯の割れなどが原因で歯を失う方が増えます。
それをきっかけに、40代で1~2本、50代ではさらに1~2本、60代からはさらに多くの歯を失うことが加速することが分かっています。
その原因の多くが、歯周病だと言われています。
そして、歯周病は単に歯がぐらつくことだけでなく、全身の健康にも大きな影響を与えます。
心疾患や糖尿病、さらには認知症のリスクを高める可能性が指摘されているんです ><
これらのリスクを回避するために、歯周病の予防はとても重要です。
定期的な歯科検診やプロによる歯のクリーニングを受けることが、健康なお口と体を保つための一歩になります。
歯磨きだけでは届かない部分までしっかりケアして、未来の自分の健康を守りましょう。
もし今、歯ぐきの出血や粘つきが気になる方は、ぜひ相談してください。
早めの意識とケアが健康維持の鍵です。
あなたの口の健康が全身の健康を左右します。ぜひ、今からのケアを大切にしていきましょうね
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