口の中の悩みといえば、虫歯や歯周病が思い浮かびますが、実はそれ以外にも、くいしばり、口臭、口の渇きなど、口全体に関わる悩みを抱えている方も少なくありません。
当サロン「口腔ケアサロン」では、特に後者の口全体(口腔ケア)に悩んで来られる方が多くいらっしゃいます。
その悩みは自律神経の乱れからではないかなぁと感じています。
そこで今回は、お口の健康や顔の表情に大きな影響を与える「くいしばり」、「唾液の減少による口臭」、そしてこれらの悩みに関係がある「自律神経」について書きますね。
1. くいしばりって何?
くいしばりとは、ストレスや緊張によって、無意識に歯をぎゅっとかみ締めてしまう状態です。
長時間のデスクワークや睡眠不足などが原因で起こりやすく、歯や顎に負担をかけます。
これが続くと、歯がすり減ったり、顎が痛くなったりします。
又、顔の下半身のたるみや、咬む筋肉が発達し顔が大きくなったりと、顔に変化が現れてきます。
くいしばりの主な症状は以下の通りです。
- 歯がすり減る
- 顎が痛い
- 首や肩のこり
- 頭痛
- 耳鳴り
- エラが張る
- 顎ラインのたるみ
2. 唾液分泌の少なさ
唾液は、食べ物を噛んだり飲み込んだりするのを助けるだけでなく、お口の中を清潔に保つ役割もあります。
唾液が少なくなると、口の中が乾燥し、虫歯や口臭の原因になります。
唾液の分泌が少ない原因には、ストレスや加齢、薬の副作用などがあります。
唾液分泌量の減少の原因は以下の通りです
- ストレス
- 加齢
- 薬の副作用
- 水分不足
- くいしばり
3. 自律神経って?
自律神経は、体のいろいろな働きを自動的に調整してくれる神経です。
体温が上がると汗が出てくる。食べると胃で胃液を出し消化すること。酸素を取り込むために呼吸をすること。
そのようなことを、生命維持活動のため24時間休むことなく、各臓器や組織、細胞に伝える役割をしているのが自律神経です。
私達は自律神経のおかげで生きていることができています。
この神経には、リラックスするときに働く「副交感神経」と、活動するときに働く「交感神経」があります。
ストレスがたまると、交感神経が優位になり、体が緊張してしまいます。
気持ちがゆったりとしている時は副交感神経が優位になっていて、その様な時はサラサラとした唾液が出ています。
4. くいしばりと唾液分泌、自律神経の関係
ストレスや緊張がたまると、自律神経が影響を受け、交感神経が優位になります。
これにより、くいしばりが起こりやすくなり、唾液の分泌も少なくなります。
唾液が少ないと口の中が乾燥し、さらに緊張が高まるという悪循環に陥ります。
5. 改善するための方法
◎リラックスする時間を作る
ストレスを減らすために、趣味やリラックスできる時間を大切にしましょう。
スマホは便利なのだけど見すぎは気をつけていただきたいです。
集中力、能力の低下、視力低下、睡眠障害、うつ、心身の不調を招きます。
◎適度な運動
運動は自律神経のバランスを整えるのに効果的です。けれど激しい運動は交感神経が優位になりくいしばってしまうので、ヨガやウォーキングといったゆったりした気持ちでできる運動がお勧めです。
◎マッサージやストレッチ
運動後は顎や首を軽くさすったり、軽くつまみゆらゆらとゆらして筋肉の緊張をほぐす。
◎水分をしっかり摂る
唾液の分泌を促すために、水分補給をしっかり行いましょう。
◎深呼吸をする
深呼吸は副交感神経を刺激し、リラックスを促します。深い呼吸を心がけてくださいね。
そんなに難しいことではないですよね ^^
今はいろいろ便利な時代ですが
なぜだか気持ちがザワザワとあわただしく、心のゆとりが少なくなったように感じます。
一度立ち止まって、大きな空を見上げてみませんか?
肩の力を抜いて大きく深呼吸してみましょう。気持ちがスッキリしますよ。
くいしばりによる顔の変化に悩まれている方はこの文字をクリックしてください
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