口の中を覆っている粘膜
唇からグル~っと舌を回して触れる柔らかい部分が口の中の粘膜になります。
結構広いですね。
頬の粘膜をガブッと咬み間違えてしまうと、しばらくして醤油や酢等刺激の強い食べ物、箸や歯ブラシがその部分に触れると痛みが走るといった事ございませんか?
アフタ性口内炎です。1~2週間で治りますが痛いですね~
話変わりまして
私は口腔ケアで介護施設に行くこともあります。
月に70名?それ以上か… 沢山の口の中を見ています。
元気な口の方もおいでれば、そうではない口の方もおいでます。
口の中がサラッとしている、粘つきがない、口臭も気にならない方はだいたい元気な口が多いです。意識もハッキリしておいでます。
異常に感じる粘膜は、頬の粘膜に白い膜ができている方、ただれている方、口内炎、舌に地図のような模様ができている、乾燥が強すぎ粘膜全体が潤っていない方、粘膜のある部分が赤くびらん化していて花開いたようになっている方、粘膜にぷちっと嚢胞を持っているというような方々がいます
粘膜の疾患をあげると口内炎症、カンジタ症、扁平苔癬、白斑症、ヘルペス、悪性腫瘍、性感染症、といろいろあります。
が、症状の見極めはなかなかむずかしいです。
口の中でなんだろな?1ヶ月も続いてるぞと、異変に気がついたら早めに歯医者 口腔外科 耳鼻科に行っていただけたらと思います。
お口の中ほとんどを覆っている粘膜。その機能は口に入れた物の保持、分泌と吸収になります。
口の中の粘膜は口に含んだ食べ物飲み物などをこぼさず、唾液の分泌をしています。
唾液腺と粘膜から唾液は分泌され口の中を潤しています。
そして粘膜は吸収をします。
薬には服用する物、塗るもの、お尻から入れるもの(座薬)、いろいろありますが、口の中に入れ飲み込まずに舌の裏に置く、頬と奥歯の間に置く、舌の上に置き吸収させ体に取り込む薬があります。
ニトログリセリンという薬は狭心症の発作を即効止めるために、服用せず舌の裏に置き吸収させます。
それだけ口の粘膜の吸収率は速く高いです
吸収率が腕の内側を1とした時、口の粘膜はその10~42倍だといわれています。
舌の裏の粘膜が、吸収率が高い部分になるそうです。
ちなみに上の図をみていただくと、性器も吸収率が高いです。
経皮毒と言う言葉 聞かれたことがありますか?
経皮毒とは皮膚や粘膜を通して身体の中へ入ってくる毒といわれています。
口から身体に入る経口毒というものもありそれは90%は体外に排出しますが、経皮毒は90%が体内に蓄積されるといわれています。
歯みがき粉、うがい薬と口の中に入る物の中に、身体には害のない微量な量の化学物質が含まれている物があります。
1回限りの使用量は全くほとんど害がないのですが、それが毎日、毎回使用するとなると口腔粘膜は吸収率が高いため少なからず経皮毒として身体に蓄積されていくのではないかと思っています。
私は粘膜や皮膚が薄いため、うがい薬や歯みがき剤を使用して舌がピリピリと感じたり、洗顔後肌がバキバキに感じることがあります。
違和感を感じる物はすぐ使うのをやめて、なるべく自然や無添加なものを選ぶようにしています。
そのため仕事上で使用する物はなるべく無添加にこだわったものを使用しています。
口の中の粘膜とはそのような存在であります。
少し頭の中の片隅にでもいれていただけたらと思います。
お付き合いありがとうございました。
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