入所者さんの介護度を維持・改善したい
病院への入院を減らしたい
最期まで口から食べていただきたい
感染症を予防したい
私は上記のことで口腔ケアに力を入れている施設へ月に何回か向かい、口腔ケアが難しく困っている人に対してどうしたらいいか職員さん達と一緒に考えアドバイスをしています。
そのような口腔ケア指導を行っている介護施設での新人さんに対し研修も行っています。
これで3年目になりますが、毎回いろんなとこから汗をかきながら話しております。
わかってもらえるだろうか、内容が濃すぎて私だけの自己満足の講座になっていないか、知識・技術を少しでも身につけてもらえただろうかと、毎回内容をブラッシュアップし講座に挑みますが、
終えるとやりきった達成感と、はぁ~…人前で話すのはまだまだだなぁ…と、自己嫌悪にさいなまれ複雑な気持ちでぐるぐるです。
各施設にはカラーがあって 反応が薄い施設もあれば好感触な施設もあります。
反応が薄い場合話していても集中できず、しまいには頭の中が真っ白になってしまうという残念なことになります。
講座の内容は
誤嚥性肺炎予防・感染予防に繋がる口腔ケアの技法について、座学と実技を通して学んでいただいています。
まずは口腔のことを理解していただき、汚れについて、その汚れから体にどんな弊害が出てくるか、
それはどう排除するか、
誤嚥性肺炎予防・感染予防に効果がある選び抜かれた道具とこだわった使い方でケアすることを実技で学んでもらう
といった流れになります。
介護職員さんにとって口腔ケアは利用者さんに行うケアの中でほんの一部分になります。
ほんの小さな事にはなりますが、知らずに行う口腔ケアと理解して行う口腔ケアで結果の違いが出てきます。
良い結果に繋がれば介護職員としての士気が高まり施設全体が盛り上がるきっかけになってくると思っています。
前置きが長くなりましたが、そのような思いを抱え研修を行っていますが、
前半後半とも眠気に勝てずこっくりこっくりしている子がいました。
なんどか起こしてみますが疲れているのでしょうか悪びれる様子もなく再びこっくりと
実技にいたっては全くする気配もなく、周りの人の行動をながめていました。
う~これがZ世代なのか???こうもまぁ堂々とされるとなんとも…
まぁいっか 本人が望んで参加しているのでもないのかとそのままにしておきました。
講座を受けた人には感想を書いてもらっています。
その子は感想がかけるものだろうか?と思いながら後日集まった感想をいただくと
なんとその子の感想がびっしり書いてあるではありませんか。
見た目や行動だけで判断はしてはいけないことだなぁ~と思い (_ _ )/ハンセイ
今回の講座を受けていただいた新人さん達が、その施設の宝となる職員さんに成長していかれる事を願っています。
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