最近 新型コロナ感染者が増えてきています。
私は残念な気持ちです。
2年前のように行動制限にはならないよう願っています。
以前にも投稿しましたが、私は介護施設の職員さんに口腔ケア指導をおこなっていて、
利用者さんの口腔ケアの中に舌を掃除することを取り入れてもらっています。
介護施設からは「富山型セイダ式誤嚥性肺炎入院ゼロ達成3つの口腔ケア技法」の口腔ケアを行うようになって誤嚥性肺炎、インフルエンザ、O-157、風邪、等 感染症で入院される方はほとんどいなくなったと伺っています。
私がなぜ職員さん達に舌そうじをすすめているか知っていただき、沢山の方に感染予防に舌を掃除することを取り入れてもらえたらと思い書きました。
口の細菌について
口の中には沢山の細菌がいて、その数、食後三回歯を磨いている人で1000億~2000億居ると言われていて、その他に細かい汚れと口の中に入ってきたウイルスもいます。
口の中の菌は善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3つに分かれます。学校の教室で例えるとよい子、悪い子、普通の子というかんじですかね…
それは口の中のどこにいるんでしょうか?
私達起きている時には話をしたり、歌ったり、食べたり、飲んだり、咳やくしゃみをしたりと結構口は動いています。
動いている口の中は、細菌にとって嵐の海の中のようになっています。そのような時、細菌達は隅や身を潜ませれるところに隠れてじっとしています。
私たちが大雨や強風や地震の時に安全なところに身を寄せるのと似ていますね。
口の中でいうと歯と歯の間、歯と歯肉の境目とその溝(歯周ポケット)、歯の凸凹としている部分が菌にとって隠れやすい場所になります。
けれど、それより広範囲で隠れることができるところがあります。
どこだと思います?
舌です。
舌の表面ははざらざらとしていて絨毯のようになっています。ざらざらを拡大するとヒダのようになっています。
そのヒダは人によって短い方もいれば長い方もいて、細菌にとってそこがとってもいい隠れ場所になります。
菌といっても口腔内に存在している菌全部が悪い菌ではないので全部取り除く必要はないのですが、体に悪いと言われている菌は居て欲しくないです。
口の中にいる悪玉菌の代表が歯周病菌。歯周病菌は粘ついていて、くさい、空気が嫌い、血液が好き、体に侵入したいと思っています。
体の入口となる口に入り込んだウイルスは悪い菌と合体してパワーアップし体内に侵入したいと思っています。
歯周病菌とウイルスは目指す思いは同じということになりますね
歯周病菌とウイルスが合体して体内に侵入し大暴れしてもらっては困ります。
世界中のだれもが新型コロナに感染したくないと願っています。
手や指を洗い、消毒、マスク着用、うがい、でウイルスを体にいれない。
食べたら磨く歯みがき、舌の表面だけぬぐう舌そうじではなく、歯や舌の隠れている所から歯周病菌を追い出すイメージで歯を磨き&舌の掃除をする。
少しだけ心がけることで歯周病菌とウイルスが出会うことなく、体内に侵入する前に排除することでウイルスに感染するリスクが低くなるのではないかなぁ…と、しがない歯科衛生士が思っています。
コメントを残す