なぜコーヒー好きにくいしばりの悩みが深いのか?
こんにちは![お口ケアサロンAiora]の齋藤です。
この店名に変え半年、だいぶ慣れてきました。^^
くいしばりや歯ぎしりの悩み、そしてそれによる顔のたるみ、顎周りのもたつきで当サロンにお越しになるお客様の中には、コーヒー愛好家の方が多いように感じています。
「コーヒーを飲むとホッと一息つける」
「集中力が上がる」
「イラッとしたとき気分が落ち着く」
コーヒーは最高のストレス解消法の一つですよね。
私も大好きです♪
しかし、じつはそのストレス解消のためのコーヒーが、無意識のくいしばりや顔の筋肉の緊張を強めているかもしれないのです。
今回は、くいしばりとカフェインの意外な関係を知っていただきますね。
1. コーヒーとくいしばりの深い関係【メカニズム】
「ストレス解消」と、「くいしばり」に関連性があるんです。
(1) ストレス解消と「緊張」の連鎖
くいしばりは、精神的なストレスや不安、イライラを、無意識のうちに噛むことで解消しようとする
からだの防御反応の一つでもあるんです。
噛むことで一時的に脳の中からストレス発散ホルモン(ドーパミン・βエンドルフィン)が分泌します。
すると、リラックス効果がありストレス反応を和らげてくれます。
これが「無意識のストレス解消」として、くいしばりを起こす原因の一つになっているんです。
(2) カフェインが筋肉をさらに緊張させる
一方で、コーヒーに含まれるカフェインは、このストレスによる筋肉の緊張をさらに悪化させる要因となります。
- 神経の興奮: カフェインは中枢神経を刺激し、交感神経を優位にします。すると心拍数が上がり、神経が興奮し体全体が戦闘態勢に入るため、顎周りの筋肉を含む全身の筋肉がギュッと緊張しやすくなります。
- 睡眠の質の低下: 特に就寝前に摂取すると、睡眠が浅くなり、無意識の夜間のくいしばりや歯ぎしりがより強く、長時間続く原因となります。
- 結果: カフェインによる精神的興奮と不安、筋肉の緊張が、ストレスによるくいしばりのくせを相乗効果で強めてしまうのです。
2. くいしばりから「顔のたるみ」につながる理由
くいしばりが強いと、顎周りの筋肉(咬筋など)が常に緊張・酷使され、次のような悪循環を引き起こします。
筋肉の疲労により咬筋が硬くこわばり、血流が悪化します。
すると 顔の表情筋や皮膚への酸素・栄養が行き渡りにくくなり顔全体の血行不良になります。
となると・・・
老廃物が蓄積し、疲労した筋肉が周りの皮膚を支えきれなくなり、顔のたるみや顎下のもたつき、二重顎につながってしまうんです。><
3. コーヒーを楽しみながらできるくいしばり対策
しかし大好きなコーヒーを無理にやめる必要はありません。
ポイントは「飲む量と時間帯」、そして「筋肉のケア」です。
(1) カフェインのルールを見直す
- 【目安】1日3~4杯まで: 健康な成人で1日400mg(コーヒー約3〜4杯分)を超えないようにしましょう。
- 【厳守】就寝4時間前はNG: 寝ている時のくいしばりを防ぐため、眠りにつく4~6時間前からはカフェイン飲料(コーヒー、紅茶、緑茶、エナジードリンクなど)を避けましょう。麦茶、ルイボスティー、ハーブティー、黒豆茶はカフェインが含まれてないです。
- 水分補給をセットに: カフェインには利尿作用があります。コーヒーを飲んだら、必ず同量以上の水を飲み、脱水による筋肉の柔軟性低下を防ぎましょう。
(2) 顎周りの簡単マッサージ
日中のコーヒータイムやデスクワークの合間に、顎の緊張をほぐしましょう。
- 耳たぶ回し:耳の付け根から耳たぶを軽くつまみゆっくりとまわしてほぐします。小さな円を描くように優しくマッサージします。(30秒)
- 深呼吸: 顎の緊張に気づいたら、すぐに鼻から吸って、口からフーッと長く吐く」深呼吸を5回行いましょう。その時は上下の歯が噛まずに離れている状態で。
✨ まとめ
コーヒーは私たちの生活にくつろぎや癒やしの時間を与えてくれます。
しかし、その裏でくいしばりや顔のたるみを助長していないか、ぜひご自身の習慣を見直してみてください。
当サロンでは、口内からのアプローチで硬くなった咬筋や表情筋を効果的にほぐし、くいしばりの負担軽減と顔のたるみ改善をサポートしています。
ご自身の食いしばりや、顔のたるみが気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。







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