実は、いつも食べている“あの食材”が、くいしばりをやわらげる手助けになるってご存じでしたか?
「えっ?どういうこと?」と思った方は、ぜひ続きを読んでみてくださいね。
知らないうちに、歯をグッと強くかみしめていませんか?
仕事や家のことに集中しているとき、または夜ねているときなど、気づかないうちに「食いしばり」をしている方が多いんです。
「えっ?寝てるときなんて分からないよ〜」
そう思った方も、実は気づかずにやっているかもしれません。
たとえばこんなサイン、ありませんか?
朝起きたとき、あごや首がなんとなく疲れている
頬や舌に歯のあとがついている
歯がすり減ってきている
頭痛や肩こりがある
なんだか顔が大きくなった気がする…
実はこれ、食いしばりによって起こっているかもしれません。
たかが食いしばり、されど食いしばり・・・
食いしばることでこのような影響があります
- 歯や詰め物の損傷: 強い力が加わることで、歯がすり減ったり、ひびが入ったり、時には欠けてしまうことがあります。治療した詰め物や被せ物が壊したり外れたりもします
- 知覚過敏: 歯がすり減ることで、冷たいものがしみやすくなることがあります。
- 顎の痛みや不調: 顎の関節やその周りの筋肉に負担がかかり、顎が痛くなったり、口を開けにくくなったりする「顎関節症」と呼ばれる症状を起こす方が多いです。
- 頭痛や肩こり顔の変化: 顎の周りの筋肉は、頭や肩の筋肉ともつながっています。そのため、食いしばりによってこれらの筋肉が緊張し、頭痛や肩こりの原因となることがあります。また顔のたるみや、エラのあたりの筋肉が発達し顔が大きく変化します。
では、なぜ人は食いしばってしまうのでしょうか?
食いしばりの原因は「がんばりすぎ」
人はストレスを感じたり、緊張したときに、無意識に力が入ってしまいます。
体が「戦うモード(交感神経)」になっているときに、食いしばりは起こりやすいんです。
反対に、お風呂に入っているときや、ゆったり過ごしているときは「リラックスモード(副交感神経)」になります。
この「リラックスモード」をうまく引き出すことで、食いしばりがやわらぐと言われているんですよ。^^
食べ物でリラックスモードをサポートしてみませんか
実は、私たちが食べているものの中には(特に和食)、リラックスを助ける栄養がたくさんあるんです。
ここでは、特におすすめの栄養素と、その食べ物をご紹介します。
① マグネシウム:心と筋肉の落ち着きを助ける
・わかめ、ひじきなどの海藻 (日本人だけが消化の得意な食品)
・アーモンド、カシューナッツなどのナッツ
・豆腐、納豆、小松菜、玄米
② トリプトファン+ビタミンB6:幸せホルモンの材料
トリプトファンは「セロトニン(幸せホルモン)」を作るもとになります。
ビタミンB6と一緒にとるのがおすすめ!
・トリプトファン:チーズ、赤身魚、(まぐろ、かつお、ツナ缶)赤身肉、大豆製品、ナッツ類、トマト
・ビタミンB6:ごま、にんにく、バナナ、ピスタチオ、
③ カルシウム:心と体の安定に
・牛乳、チーズ、ヨーグルト
・しらす、小松菜、煮干しなど
④ GABA(ギャバ):神経の興奮をしずめる
・発芽玄米 (私のイチオシ!)
・トマト、ナスなどの野菜 メロン
・味噌やキムチ、納豆などの発酵食品
日々の食事と生活のちょっとした工夫で
リラックスを助ける栄養素をバランスよくとることで、気づかないうちに入っている力がゆるみ、食いしばりの改善につながるかもしれません。
それに加えて、
・よく眠る
・体を動かす
・好きなことに夢中になる
こんな日常のリズムも大切です。
「もしかして私、食いしばってるかも?」
そんなときは、気軽に
お口のケアサロン『Aiora』にご相談くださいね。
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最後に、ちょっとだけ余談です。
食いしばりって、「がんばってる証拠」でもあるんです。
でも、ずっと力が入ったままでは、心も体もしんどくなってしまいます。
そんなとき、私が好きな言葉を思い出してもらえたらうれしいです。
バカボンのパパの名セリフ——
「これでいいのだぁ〜♪」
声に出して言ってみると、不思議とフッと力が抜けて、ちょっと笑えてきます。
がんばりすぎているとき、うまくいかないとき、
どうか自分を責めずに、この言葉を思い出してみてください。
これでいいんです。私は私。それがせいいっぱいなんです。
これ以上、くいしばりながらがんばらなくて大丈夫ですよ。
ゆるっと笑って、また明日。
お口から、心もゆるめていきましょう。
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