歯周病菌 歯周病菌 と言いますが歯周病菌とはどのようなものでしょうか
私が知っている限りでは 空気が苦手 血液が大好き ねちょっとしている 臭い そのようなイメージです。
その多くがジンジバリス菌そして嫌気性菌です。
それらは歯と歯の間、歯と歯肉の境目、とその溝となる歯周ポケット、舌のヒダの中に潜んでいます。
なぜ潜んでいるか それは空気が苦手だからです。
それらは歯の周りの組織を壊していきます。
歯肉炎・出血→組織を壊す・膿が出る→支えている骨を溶かす・歯がぐらぐらする→体にとって必要ない物となる・歯が抜ける
歯周病とは口の中でこのように進んでいきます。
少し話を変えます。
歯医者勤務の時に感じていたことです。
「歯がぐらぐらになってきた」
「歯が無いのでなんとかして欲しい」
「インプラントを入れたい」等、相談に来られる方のパートナーになる方も同じ悩みを持っておいでる事が多いなぁ…と
ギシが合わなく調整に通院されている方と会話をしていると、奥さんもギシを入れておいでるということが話題に出てきます。夫婦でギシを入れているということなのですね。
インプラントを入れられよく食べる事ができるようになったと喜ばれている方、そのパートナーも程なくインプラントを入れたいと来院されたことがありました。
メンテナンスに通われる夫婦。しっかり歯がはえそろっている夫婦もいれば、歯周病が進んでいずれ抜かなければならない歯を何本か持っている夫婦もおいでます。
同じ歯医者に通うということは仲が良い関係だろうと思います。
仲が冷え切った関係だと同じ歯医者にいく事は避けたいだろうし、そもそも会話もあるかどうかなのでそこはわかりませんが…
何を言いたいかというと仲が良い恋人関係、夫婦関係であると口腔内が似ているものだなぁということです。
口の中には300~700種類の菌がいて熱心に歯みがきしている人でも1000億~2000億ぐらいの数の菌がいます。
それは良い菌もいれば悪い菌もいます。
歯周病がすすんでいる方の口の中は歯周病菌が多い事になります。
変なことを言いますが、長い濃厚なキスは唾液を介してお互いの口の中にいる菌の移動という事になります。
同じ食器から食事や飲み物を共有する。それは間接的ではあるけど口腔内細菌の共有になります。
なので口腔ケアは自分の口や体を守るためでもありますが、大切なパートーナーの口を守るという事に繋がると少し気にかけていただけたらな…と思います。
歯周病菌は感染するということを頭の片隅に入れといてください。
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